2012.01.19

諏訪神社と伊達政宗

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角田市中心部のすぐ隣、桜地区にある「伊具総鎮守・諏訪神社」
社殿は角田で見た神社の中では高さがあり、威厳がある印象を受けました。

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ここの石鳥居は、1857年に建てられ、高さ約4.2m、幅約5.7mあり、角田市内で最大の石鳥居です。

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馬舎には、真っ白な神馬像。まつげが長い[目]

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社名の額には、龍の彫刻が施され、額自体も近くで見るとかなりの大きさで迫力があります!!


■歴史 
1336年、将軍・北畠顕家が、義良親王を奉じて陸奥に下向した際、信州諏訪大社から諏訪大神の分霊を勧請し、古くからあった佐久良(佐倉)神社に合祀したものだといわれています。


■諏訪神社と伊達政宗 
その前に「筒粥神事」という行事をご存知ですか?

諏訪神社の総本社である諏訪大社で毎年1月15日に行われていて、その年の農作物の出来や世相を占う行事です。
やり方は、葦の茎数本を入れてお粥を炊き、その茎に入り込んだお粥の量や状態を見て占います。

角田の諏訪神社でも毎年宮司さんが筒粥神事を行い、その結果を周辺農家に目録にして渡しているそうで、現在450年前の目録が残っています。

さて政宗さんのお話です。伊達政宗が相馬(福島県)遠征の時に、諏訪神社へ戦勝祈願に訪れました。
そして、祈願に訪れた日が筒粥神事を行っていた1月15日。そのお粥を食べ、ここで甲冑
に着替えて出陣し、見事に勝利したのでした!
1590年、凱旋した時、神社に金幣帛や烏帽子、日色鈴を奉納し、感謝を込めて社殿を造営したといわれています。(現在の社殿は、村民の寄進により建造されたものになります)
さらにそれ以降、筒粥神事の目録を仙台藩内に頒布させたという話もあります。

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