2012.04.26

角田市郷土資料館

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「角田市郷土資料館」
☆ ☆ ☆ 
明治初期から大正年間にかけての大地主、氏家丈吉氏の邸宅を昭和60年に、角田が譲り受け
郷土資料館として整備したものです。「氏丈邸」と短く呼ぶこともあるようですね。(^^) 現在、資料館は、3.11震災の補修工事のため休館中ですが、特別に取材をさせて頂きました。
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本町に面した店蔵を内側から撮影。西日が入って、コントラストがそのまま芸術品[黒ハート]
 ☆ ☆ ☆
氏家家は、当時この地方で盛んだった養蚕業で成功し財を成したそうです。2代目丈吉は、さらに角田製氷会社、東北製氷株式会社などを興し、戦後の昭和22年の記録では、角田で141町歩の土地を保有していたというのですから、そうとうの大地主と想像します。
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蔵の天井部分。一本木で、幅1メートルはあると思われる重厚な梁(はり)。総漆塗りだそうで、
格子戸も整然として美しいですネ[ぴかぴか(新しい)]
☆ ☆ ☆
館長さんがおっしゃるには、蔵の造りには”逃げ”があり、地震の時は瓦や土壁を剥いで収納物を守るようにできているのだとか。さすが昔伝来日本人の知恵です!
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奥座敷から眺める東南の庭。資料館の入り口近くのお部屋は明治の造りですが、廊下をすすんだ新座敷、奥座敷は大正時代に増築されたもの。繊細な装飾が施されて、柱も細く見るからにきゃしゃ。やはり・・地震の爪あとは大きかったです。方々にひび割れや柱のずれがあって危険かも[あせあせ(飛び散る汗)]
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豪華な浴室
ステンドグラスが施された大理石のお風呂場や広い洗面所などから、裕福階級の贅沢な生活を垣間見ることができます。(ここはかろうじて無事・・かな?)
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米蔵(考古資料展示室と、歴史民族資料展示室)
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「考古資料展示室」には、梁瀬浦遺跡の縄文土器や石器、古墳から出土したヒスイ製勾玉、鉄斧などが展示されています。また、奈良時代の郡司跡と言われる郡山遺跡からの出土品もあるそうです。「歴史民族資料展示室」には、石川氏関係資料が展示されているそうで、歴史大好きコスモ☆としては、見たくて見たくてたまらないものばかり。v(^^* 資料館の再開が待ちどおしいです。
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表門:旧角田城要害の門
☆ ☆ ☆
館長さんのお話ですと、今年改築工事が始まり資料館の再開は未定とのこと。さて、角田市民が気になっているあの伊達政宗が愛娘に送ったという「牟宇姫の雛人形」は・・・ほっ[黒ハート] 無事だったそうです!(*^o^*) 資料館が再開して、雛人形展が開かれる日を心待ちにしています。 
館長さん、スタッフの皆様、ありがとうございました。
☆ ☆ ☆
角田市郷土資料館 (平成24年4月現在休館中)
住所:角田市角田字町17 電話:0224-62-2527
[電車]阿武隈急行線角田駅より、タクシー5分
[車(セダン)](仙台方面から迷うお客様が多いとのことなので・・)
仙台方面349号線より、錦町(113号線と交わる)交差点を直進、
二股を左へ→信号機3つを通り越して100M走った左側の古い建物です。

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