2013.09.19

美味しいものを食べるために生きる!―その1―

梨姫です。ご無沙汰しておりました。

台風18号が去った後は、めっきり秋らしくなりましたね。

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親戚から早速新米を頂き、角田秋の恵みをひと足早く喜んだ次第です。

さて、私は先日高倉にある『レストラン山合壱番地 やなぎ茶屋』に行ってまいりました。

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店主の井上晃一さん

 

暖簾をくぐると、店主の井上さんが笑顔で迎えてくださり、早速「角田の梅花ゆめラーメン」を注文。

出来上がりを待ちながら店内を眺めていると、要所要所に素敵な絵や飾りがあることに気が付く。

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 趣味の良い装飾品のほとんどが手作りだというから驚く
 直感的に、です。ここのラーメンは私の好みに合うかもと、ほっこり癒される空間の中で思ったのでした。そして出来上がったラーメンは……
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透明感あふれるスープの表面が微妙に分かれているのに気が付く。私の写真ではいまいちわかりづらいのですが、井上さん曰く、黄色がかったほうが「アホえん」だと。
はじめて聞いた私に作り方を教えてくださる。それがとても手間をかけかけじっくりじっくり。
アホえんとは……オリーブオイルまたは米油に刻んだニンニクを入れ、湯せんで50~80℃に温めては冷ます。この作業を3回は繰り返す。何と完成まで9年。(当然食べながら聞いている)
そしてスープ。とにかくおいしいスープに大事なことは寝かすことだと。磁気を通した水に本かつおとしいたけをベースに角田産新鮮食材で煮出した和風スープを寝かせます。そうすることでじっくり旨味成分を引き出し、身体にやさしいスープが完成するのだそうです。(実はここ数年ラーメンを外食していない私の箸がとまらない。美味い!確かに美味い!)
先に進めます。
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 これはなんだと思いますか?
 海苔の上にのせているのもいいあんばいだと思いませんか?
 梅ペーストとゆずこしょう、当然地元産品を使用の自家製です。
  それぞれ独自の材料をブレンドしてます。何が入っているかを当てられたら、
  相当な達人でしょう。これらを頃合いを見計らってスープにまぜ、また味の変化を
  楽しむ。細いつるつる麺との相性はバツグン!
 
 そしてこのスパイスにも言及を。しょうゆ、塩ラーメン用には6種のスパイスをブレンドしており、
 何が入っているかは企業秘密だそう。お好みでどうぞ。
 なんとこのラーメン完成までに14年をかけた!
 しかし納得するこの完成度です。
 さて「ーその2ー」で井上さんの人物や料理の哲学について触れたいと思います。
                                            つづく
 

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