友好都市同士の「絆」~目黒のSUNまつり(第37回目黒区民まつり)レポート~
こんにちわ。宙(そら)です
先日9月15日、私宙(そら)は東京都目黒区で行われた「目黒のSUNまつり(第37回目黒区民まつり)」に行って参りました。
角田市と目黒区は友好都市であり、今でもお互いの温かい交流が続いています。東京にいながらも角田の良さや友好都市同士の熱い「絆」を感じられる、とても素敵なお祭りでした^^
それではレポートを始めさせていただきますっ!
お祭り当日は、台風18号直撃前日。午前中は雨模様の中、新幹線とJRを乗り継ぎ、3時間弱で会場に到着。角田と目黒は思ったほど遠く感じませんでした。
ちゃんとした傘やカッパを持っていかなかった私は、開会式前にすでに頭からつま先までびしょ濡れ。 靴の中も雨水で一杯でした。
だんだんと雨足が強まり、今年は豪雨のため開催中止ではないかという声も聞こえる中、午前9時半より開会式が行われました。
開会式では地元中学生の若々しい開会宣言から始まり、出席されていた角田市大友喜助市長の祝辞がありました。
豪雨の中の開会式でしたが、通常のイベントなら中止になってもおかしくない中、敢えて1年に1回のお祭り楽しみにしているお客さんのために開催を決断したところに、このお祭りにかける運営側の熱い思いを感じました。
開会式の次は場所を区民センターホールに移し、10時20分から「とくら太鼓」の演奏を聞きに行きました。
演奏の前に大友角田市長からあいさつと「とくら太鼓」についてのお話があり、それから子供たちの演奏が始まりました。
大人顔負けのアクロバティックかつ圧巻のパフォーマンスでした。
角田の子供達はホールに沢山入った目黒のお客さんの心を確実に掴みました。
会場からは盛大な拍手と歓声が沸き起こり「来てくれてありがとー!!」の声も。
このステージで目黒区の方は角田に対してとても友好的であることを感じられ、そのことに軽い感動を覚えました。
温かく盛大な拍手はしばらく鳴り、「礼」の一言で子供たち全員がお辞儀して「とくら太鼓」の演奏は終わりました。
角田の子供たちが目黒区の区民センターに残した、清々しく心地の良い余韻を感じながら、外へ出てみると、さっきまで豪雨だった雨が小降りになり、空が明るくなってきました。
きっと角田の子供たちの頑張りが神様に届いたんでしょう。
天候回復に合わせて、入場者も増え、さっきまで豪雨だったとは思えないくらい沢山のお客さんでにぎわい始めました。
祭りはまだ始まったばかり。これからが本番です。
ということで、「とくら太鼓」の次は角田市の物産展に向かいました。
当初は豪雨だっため物産展の開催も危うい状態だったのが、天候回復に伴い、どうでしょう。
角田のブースの前には、沢山の人だかり。人が多くてブースの中が見えませんでした。
若干雨が降っていますが、角田のブースは人気で沢山の方が足を止めて下さいました。
人混みをかき分け、角田のブースに近づくと、角田産の「ずんだ餅」や「梨(幸水)」が大好評、飛ぶように売れていました。
その他にも、手作りジャム(ブルーベリー、ラズベリー)、桑のしずく(桑の葉パウダー)
梅干し、漬物、モロヘイヤ
角田を代表する商品が並び、どれもとにかく好評でした。
特に今年は「梨(幸水)」の出来が良く、目黒でも好評、完売致しました^^
また、角田の秘伝豆で作った特製「ずんだもち」も大好評でこちらも完売。
ずんだもち最後の1つが売れると角田のブースから自然と拍手が起こりました。
この勢いで角田のブースでは商品の売り切れが続出。
目黒でも角田は絶好調でした。
ふと空を眺めると・・・
朝の豪雨は何処へやら、青空と太陽。 服も少し乾いて来ました。
天気も晴れたことだし、物産展もひと通り見たし、私はこのお祭りのメインイベント「さんまの無料配布」に並ぶことにしました。
列の最後尾付近に行ってみると
とにかく凄い行列。500メートル近く並んでいたでしょうか。
これでも午前中に雨が降っていたため、例年より少なかったそうです。凄いですね・・・
そして私宙(そら)も腹をくくり最後尾にピットイン!
並んでる間にまた少し雨が降り、晴れた勢いで気分がよくなって傘を持ってくるのを忘れた私は、再びしっとり。
そしておとなしく並んで待つこと1時間弱。
やっと会場入り口へ到着。そこでやっと無料配布の整理券を頂きました。
私が整理番号2858ですから、開始から約3時間でほぼ3000匹が出てるんですね。
1時間1000匹計算。尋常じゃない数ですね。
そのチケットを持って、通称「さんま焼き隊」の方の前へ行くと、焼き立ての美味しいさんまを頂けるんです。
あっちを見てもさんま、こっちを見てもさんま。さんまさんまのオンパレード。これぞ「さんま祭り!」という光景でした。
このお祭りで提供された約5000尾のさんまは前日に気仙沼市で水揚げされたとても新鮮なさんまだそうです。
気仙沼市も角田市と同じく目黒区の友好都市なんですね。
「さんま焼き隊」の方々はしっかりとゴーグルをつけて、煙と戦いながらも淡々と、そして一気に大量のさんまを焼いていました。
そして私が1時間並んでゲットした「さんま」がこちら。
さんまの横には大分から提供された「カボス」が添えられています。
カボスのやさしい酸味と甘さがさんまにピッタリ合うんですね。1度食べるとクセに組み合わせとはこのことか!さんまとカボスが奏でた絶妙のハーモニー。そして、「焼き隊」の方々の熟練された腕により、さんまの焼き具合もふっくらジューシー。 ただただウマい!
気仙沼から提供されたさんま、大分から提供されたカボス、会場を提供した目黒区、そしてこれからそれを食する私のふるさと角田。
友好都市同士がここに集結。
それぞれの「絆」がここに詰まっている、とは少し言い過ぎでしょうか。
今まで食べたさんまのなかで、間違いなく1番の味でした。1時間並んで待ったといこともあるでしょうが、本当に美味しかったです。また来年もこのおいしいさんまを食べに目黒に来たい、そう思わせるテイストでした。こうやって、毎年新しいさんま祭りのファンが増えていくんでしょうね。そういえば、私の目の前では外国人のお兄さん二人がさんまを頬張っていました。何語を喋っていたかは定かではありませんが、表情からその味を気に入ったと勝手に推測。さすが東京はインターナショナルですね・
最後にもう一度。
目黒のさんまは本当においしかったです!
このお祭りの目玉であるさんまを食べ終え、ふと遠くを見やると
すごい渾身のレポート!
あの日、たくさんの感動が生まれていたのですね。
心が温かくなる、絆のお話の数々。なかでもひかりちゃん☆の名刺ですよね!
近所の目黒区の子どもたちが植えた稲は、しっかり頭が垂れていますよ。
皆さんの地道な活動がいろんな形で実を結んでいるんですね。感動です!
by 梨姫 (2013-09-19 08:36)