2013.09.20

美味しいものを食べるために生きる!―その2―

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ーその2ー展開の前に、

梨姫はかつて放送された『ランチの女王』というドラマが好きでした。そして実生活でも時折友人とのランチを楽しんでいます。

そこで辿り着いたのが、

「料理は創作活動のひとつであり、その活動を支えるにはいろんなモノに興味を持ち楽しむ心が必要だ」という考えです。そして美味しい料理をこさえる人を心より尊敬しています。

(因みに私はいろんなモノに興味を持ちそこそこ楽しむが、つくるより食べる側にまわるほうがやはり好き)

いわゆる食のプロは日々相当の努力をして、お客の舌を満足させているのでは。

それを裏付けるような、やなぎ茶屋、井上晃一さんのお話です。

先日お弁当の注文があり、それ用にと器の整理をしていたら、

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角田市役所の食堂を経営していた際使用していたお弁当箱が。そしてその蓋には、なつかしい「食堂 やなぎ」の文字を見つけたという。

「感慨深いですね。祖父も父も商売をしていて、私もこの道へ」

しかし高校時代は絵画に興味があり、悩んだ末に、調理士の道を選んだそう。

当時の先生が話された、「生きるために食べるのではなく、美味しいものを食べるために生きる」

という言葉が心に残り、井上さんの生き方の原点になっているという。

だから「美味しいものをつくるのに労を惜しまず」――井上さんがこしらえる、ラーメン、梅ペーストやゆずこしょう、アホえんがすべてを物語っている。例えば、ゆずこしょう。角田産のゆずを年一回冷凍。それに自分の畑で獲れた青なんばん、酒かすなどを合わせる。試行錯誤を重ね、それぞれの素材の旨みをつなげていく。

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 右がゆずこしょう、そして梅ペースト
震災後にここ高倉でやなぎ茶屋をオープン。
地元大工さんにいろいろ注文を付け、室内のインテリアにもこだわった。
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古民家にあった一枚板の樫の木をカウンターへ
 
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これは昔の家にあった括り付けの食器棚。ちゃんと手入れすれば、いいものは引き継がれる訳ですね。
そして店の片隅には趣味の水彩画を描けるスペースがあります。
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今は蔵王町のきゅうり名人の作業風景を制作中。顔の表情をとらえるのが難しく、スナップ写真を見ながら描きこんでいく。
角田市の文化祭に出展すること9回。うち入選8回。市長賞は3回!
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市長賞です。
冒頭の私の言葉、「料理は創作活動のひとつであり、その活動を支えるにはいろんなモノに興味を持ち楽しむ心が必要だ」。ご賛同いただけたら、幸いです。

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