第3回あったかくだ体験ツアー~ごぼう掘り&グルメ体験~part2
こんにちわ。宙(そら)です
11月16日(土)に東根地区で行われた、第3回あったかくだ体験ツアー~ごぼう掘り&グルメ体験
今日は、前回の続きからお伝えさせて頂きますね!
東根自治センターで、おもてなし料理を頂いている最中に、例の重大発表がありました。
そう、「ごぼう掘りグランプリin東根」の結果発表です。
上位3組がこの場で発表されましたが、どれも長さが1メートルオーバーの大接戦。
そして、入賞した上位3組の方々がこちら。
入賞されたみなさん、おめでとうございます!
上位3組には、景品として、ベコ屋の洋ちゃんの美味しい牛肉がプレゼントされました。
誰が優勝するか分からないドキドキ感があって、とても楽しい企画でした^^
さて、おもてなし料理を満喫した後は、東根自治センターの和室に移動して、東根鳩原地区福応寺の「養蚕信仰絵馬」の説明を受けました。
ここにズラッと並べてある絵馬は全て、国の重要有形民俗文化財に指定されているんです。
その数なんと、合計で23,477枚!!写真に写ってる絵馬はそのほんの一部。
そしてほぼ全てにムカデが描かれていることから、「ムカデ絵馬」とも呼ばれています。
なぜこの様に福応寺から、大量の絵馬が見つかったのでしょうか?
説明によると、福応寺境内にある毘沙門堂には毘沙門天が祀られており、地元からの信仰を集めていて、ムカデは毘沙門天の使いということで、縁起の良い生き物とされてきました。
しかし、かつて養蚕が盛んだった東根地区では、ムカデはネズミの害から蚕を守るということから、「養蚕の守り神」として信仰され、更には養蚕の安全を願って毘沙門天の使いである「ムカデ」を絵馬に描いて、毘沙門堂に奉納されてきたんだそうです。
2万枚を超える絵馬。ちょっと信じられないですよね。なぜこんなに沢山の絵馬が奉納されたかというと、地元の方々の厚い信仰心があったということの他に、「倍返し」の風習があったからだと言います。
絵馬を奉納する際には、まずは毘沙門堂にある絵馬を一枚借りて帰り、養蚕がうまくいったら自分で新しく絵馬を1枚作って、借りた絵馬と合わせて2枚で奉納するという風習です。この「倍返し」の風習があったから、絵馬の奉納が増えていったそうです。
絵馬の写真を見て頂くとわかると思いますが、100年以上前に描かれた絵馬なのに、とても色使いが綺麗で、可愛く見えるものもあります。
東根のボランティアの方々の力があって、平成24年3月に国から宮城県内初の重要有形民俗文化財として指定を受けました。
さて、東根自治センターを出る際には、ボランティアの方々が外に集まって、参加者の方々にお土産を渡してくれました。
お土産にはブロッコリー、リンゴ、ゆず等、東根の特産品が入っていました。
そして、参加者一人一人に声をかけてお土産を手渡しして、拍手でみんなを送り出す東根のボランティアの方々。
本当に真心のこもった「お・も・て・な・し」とはこいう事を言うんですね。
参加者一同バスに乗って東根自治センターを出発する際には、ボランティアの皆さんが大きく手を振って次の目的地へと送り出してくれました。
東根で心温まるおもてなしの数々。これぞ、あったかくだツアーの神髄ですね。
東根で「あったかくだ」を体験・実感した後、私たち一行は今ツアーのクライマックス、角田市郷土資料館へと向かいました。
郷土資料館では館長の新庄屋さんが、参加者の皆さんに解説をして下さいました。
館長さんは順路に沿って丁寧に分かりやすく建物の解説をして下しました。
こちらは店蔵と呼ばれる建物で、通りに面してお店が開けるようになっていますが、実際にはお店としてはあまり使われなかったそうです。そのため、蔵内の劣化が進まず、内装も綺麗な状態で残っているとのことでした。
母屋の座敷の方へ進み、館長さんから一同お話を頂きました。
一同資料館の中をグルっと周り、昔の大地主さんの住まいを実感することができました。
中にはこんな鎧も展示されていました。
最後は外に出て、参加者全員で記念撮影。
角田市郷土資料館を出た後は、角田駅に向かい、現地解散。
しかし、最後の最後にサプライズがありました。
角田駅にお見送りに来てくれたのはなんと、角田市観光PRキャラクターひかりちゃん☆
子供さんたちはひかりちゃん☆登場で大喜び。
最後の最後まで角田の「おもてなし」を尽くした第3回あったかくだツアー。
盛りだくさんの内容で1日楽しませて頂きました。
特に東根でのごぼう掘り&グルメ体験では、心が透く程の秋晴れ中、地元の方々と触れ合うことができ、また温かいおもてなしの心を十分に感じることができました。本当に、東根ボランティア友の会の皆様、ツアースタッフの皆様、ありがとうございました!
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