2014.01.07

昔、角田は海だった?~角田の貝塚巡り~

こんにちわ。宙(そら)です[晴れ]

突然ですが・・・ 

みなさん、5000~6000年程前、温暖化が進んで海水面が今よりも5~6m位高い時代があったって、知ってました?

その時代、角田を流れる阿武隈川は今よりも水位が高く、角田市まで海水が流れ込んできていたそうです。

それを証明するものとして、角田市内に点在している「貝塚」があります。

東根地区の西小坂(阿武隈川西側)には角田市の指定文化財になっている「土浮貝塚」があるということで、行ってみることにしました!Let's go!

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これは「土浮貝塚」前の土手から見た、阿武隈川の眺め。といっても、土手からは川肌はほとんど見えませんでした。林になっている向こう側に阿武隈川が流れています。そしてメインの「土浮貝塚」は私の立っている反対側。

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行ってみると、西小坂地区の公民館が建っていて、その横に土浮貝塚の案内看板を発見! 

案内看板によると、この辺り一体が縄文時代前期の貝塚で、以前に「土浮貝塚」の調査と発掘が行われ、釣針や縄文土器、その他にもアサリやシジミなどの貝類、そしてクロダイ・スズキ・ニゴイ・ウナギなどの魚骨、またイノシシ・シカ・タヌキなどの獣骨類がこの貝塚から出土したそうです。

きっと土浮貝塚付近まで川が広がっていて、この辺一帯が河口になって、先住民はこの辺で狩猟をしたりして定住していたんですね。

土浮貝塚の裏側に回る道があったので、裏側から写真を撮ってみました。

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畑の向こう側のちょっと盛り上がったあたりが貝塚だと地元の方が教えて下さいました。

さて、今度は阿武隈川を挟んで東側、東根橋を渡って、土浮貝塚の反対側の方へ来てみました!

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正面の小さく見える民家付近が「土浮貝塚」です。

こちらの東側の地区にもいくつかの貝塚がありました。

まずはこちら。

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こちらは「腰休(こしやすみ)貝塚」。坂津田地区にありました。

案内看板によると、この貝塚は縄文時代晩期のもので、出土するものから約2500年程前の縄文時代前期の貝塚ということみたいです。

腰休貝塚 から県道を1km程北上したところに、もう一つ貝塚があるという事を地元の方から聞いたので、今度はそちらへ移動。

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こちらの林になっているところは「筒目木(どうめき)貝塚」と呼ばれる貝塚だそうです。

こちらも坂津田地区にありました。

昔はこの近所の方々の遊び場になっており、貝殻などを拾って遊んでいたそうです。

山のようになっている所から貝殻が出てくるって、なんだか不思議な感じがしますよね。

また、ちょっと移動して。

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こちらは平貫地区の「館(たて)貝塚」

この館貝塚を背にして、阿武隈川の方角を見てみます。

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阿武隈川の川肌から400~500m位離れているでしょうか。

この日はあまり天気は良くなかったので、どんよりとした写真になってしまいました(^^;)

5000~6000年前までは、きっとこのあたりまで川幅があって、海水が流れ込んでいたんでしょうね。 そして、この辺りに住んでいた先住民は貝や魚を獲って食べていたんですね。

歴史を感じますね~。

他にも回りたい貝塚もあったのですが、今回は雨天ということもありここでストップ。

今度は晴れた日にもう一度回ってみたいと思います[晴れ]

また、角田市指定文化財になっている土浮貝塚はこちらです↓↓
大きな地図で見る

 


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