2014.02.10

宮城県角田市のエコファーマー 有限会社 角田健土農場 命を守る大地の恵み 健土米!

命を守る大地の恵み-農業生産法人 有限会社 角田健土農場 安心して食べられる米作りを目指す。こんにちは!こめ男爵です。今日は、代表取締役の小野健蔵氏においしい米づくりのお話を聴かせて頂きました。皆様にご紹介します[exclamation] 

小野健蔵氏は「当社は、平成5年戦後最悪の冷夏にも負けず育った水稲を見て、たい肥を基肥にした健土化の素晴らしさに目を見張りました。「健土な土」 で作ったお米は、その戦後最悪の冷夏でも10アールあたり400キロ近くの収穫量を確保することができたのです。それだけではありません。食してみても風味良く、美味しいお米ができました。「健土な土」で育てると根のはりも良く、通常の栽培の稲より深く、広くしっかりと根をはります。そんな稲本来の育ち方が、自然にそのお米のおいしさを引き出していたのです。それ以来、お米が育つ土壌の健土化をより深く追求、そのために土と作物を蘇らせようと、身近にある農業系有機質物(野草、作物くず、草木灰、ふん尿、貯水たい積土など)を原料にして、発酵処理をした微量成分の豊富な完熟たい肥(作物に合ったたい肥)の自給に努めてきました」と語られました。

入口.jpg

さらに「良いといわれる成分だけを抽出して与えるのではなく、野草に含まれているミネラルを丸ごと発酵させて肥料にします。人間の食生活でも「魚一匹丸ごと食べる、骨まで食べる」事が一番理想的な栄養の摂りかたというのは知られていることですが、稲も同様です。私たちはいたずらに太って大きくなった稲ではなく、身が引き締まった、健康な稲を作るために健土を選択しました。自然の恵みを受けた環境整備により培われた土壌から生まれた、安全でミネラル成分の多いおいしいお米です」とも話されていました。

下記の写真をご覧ください。小野氏が、これをモットーに日々頑張っているのだそうです。

**「溯源的実証主義」**『地下資源には限りがある。しかし、土の寿命は尽きることがない。その生命力を育てれば無尽蔵の資源となる。この大地を相手とし、これを健康に育てること。これが愛土です。ここからはじめて健康な食物が獲れこれを食して健民が育つ。国土を健康にし、農地を肥沃にする根本は国民の心構えにあります。まず心田を肥沃健康にせよ』健土健民。農業とは天地人の合作によって人間の生命の糧を生み出す聖業であると・・・

小野健蔵 代表取締役.jpg 

角田健土農場のつのこだわり  

1.土づくり、土は命の源泉 必要な成分を丸ごとお米に!阿武隈川沿いに生い茂っている自然の草を丸ごとたい肥にする。土壌にチッソが足りないから、化学的に抽出したチッソだけ与え続けると、土の中の微量ミネラルバランスが崩れてしまいます。発酵の力でバランスのとれた堆肥に!阿武隈川流域の河川敷に生えている、人の手が入っていない、ミネラルを多く含む草を刈りとってきて、発酵させてたい肥にしている。発酵を促すために、ユンボで切り返します。

2.環境に配慮した健土の土づくり 健康な稲とは、病気と害虫にも強い丈夫な稲のこと。農薬、化学肥料で育った稲は、人間に例えればひ弱な肥満児のようなもの。一方、土づくりでできたミネラル一杯の土壌と、太陽の光をいっぱいもらって育った健土のお米は、自然についた抵抗力で病気にもならず育っていきます。 

3.常温乾燥 自然のままの美味しさを大切にするために 健土農場では常温乾燥を行っています。通常、お米を乾かすときには火力による熱風を使って乾燥させます。頭をドライヤーで乾かすのと同じですね。ただお米も生き物ですから、熱い熱風を受けると痛み易くなったり、本来の味を若干失ってしまい、私たちが望む品質からは、少し下がってしまいます。その為、外気と同程度の低い温度で乾燥させる、常温乾燥設備を導入し、昔行われていた天日干しと同じようにお米にとって好ましい環境を実現しました。

4.今摺り米(いまずりまい) 籾(もみ)のまま保存、出荷する時に精米します。 お米は「たね」です。籾殻(もみがら)がついたままでしたら、長期間、風味もあまり変わらないで保存することができます。ただ、普段食べている「白米」は、「たね」の殻をむいた状態なので風味を損なわずに長期間保存することは困難です。その為、健土農場では、少しでもできたての美味しさを味わっていただく為に、出荷する時に精米しています。 

精米機が並ぶ.jpg 

 同社は、年間400トン~500トンのお米を生産しています。主な取引先は、スーパー量販店様(ホテルロイヤル、藤崎、箱根温泉街、米商商会他)、お弁当屋さん、当農場の趣旨に賛同し、ご愛顧いただいている一般のお客様への直売など幅広く健土のお米を必要として頂いているお客様へお届けしているそうです。

健土米 の三種類 

ひとめぼれ ねばりのあるお米がお好きな方にオススメ。宮城県の代表的なお米です。 

きぬひかり かおりとツヤが魅力のきぬひかり。お米を炊くと、粒がひかっています。あっさりとしておいしいお米がお好きな方に!! 

もち米(みやこがね) もち米の中で代表的な品種です。餅にしても、赤飯、おこわでも大変おいしいです。

 米袋30kg.jpg

不要となった農機具を買い入れ、それを使えるよう社の専門作業員が修理します。 

中古トラクター.jpg 

右奥が修理場です。 

 重機修繕場.jpg 

 NPO法人エコショップかくだ 菜の花プロジェクト 製油工房 

NPO法人菜の花あぶら製油所.jpg 

『菜の花油』です。 小野様のご子息が真剣な眼差しで作業に傾注しておりました。

なだね油.jpg 

日本の農業は大きな問題をたくさん抱えていますが…何か打開策はあるのでしょうかと質問したところ、「問題は、後継者づくりですね。これが一番心配です。うちは、後継者づくりに真剣に取り組みます。育成する場所を提供し、そのための会社設立構想とか、これからの農業後継者をしっかり作っていきます」と熱く語っていました。

今日は、こめ男爵のこめついて大変勉強になりました。本当にありがとうございます。最後に、同社が目標にしている『農業の原点の言葉』を紹介して終わりにしたいと思います。

「地下資源には限りがある。しかし土の寿命は尽きることがない。その生命力を育てれば無尽蔵の資源となる。この大地を相手とし、これを健康に育てること、これが愛土である。ここからはじめて健康な食物が獲れこれを食して県民が育つ。国土をを健康にし、農地を肥沃にする根本は国民の心構えにある。まず心田を肥沃健康にせよ」健土国民。 

農業とは天地人の合作によって人間の生命の糧を生み出す聖業である。 

宮城県エコファマー 宮城県特別栽培認証米 健土米 百姓=生命産業

生産法人 有限会社 角田健土農場 〒角田市稲置字狐崎3                                    電話番号0224-67-3011  FAX0224-67-301

当社ホームページ http://www.sky.sannet.ne.jp/u-kakuda-kendo/2


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