2014.03.05

牟宇姫の雛人形はやはり美しかった!<その1>

梨姫です。

とうとう角田5つの“め”のうち、今年度最後のイベント“”の出番となりました。

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梨姫を名乗らせて頂いている上に、伊達政宗公の次女にまつわる花の宴とあって

梨姫はその開催を大変心待ちしておりました。

そう、『第3回 かくだ牟宇姫ひまなつり』が3月1日と2日、あでやかに開催されました[ハートたち(複数ハート)]。 

第3回を迎え、新規イベントありの盛りだくさんの内容でした。

ちなみに1日は「牟宇姫ゆかりの地めぐりコース(約4㌔)や

佐藤憲一先生(元仙台市博物館長)による特別講演会がありました。

このイベントについては後日お伝えするとして、

梨姫は牟宇姫が角田に嫁入りした際に持参したと伝わる

『雛人形』(角田市郷土資料館企画展)にまずお会いしてから、

お父上の伊達政宗公の手紙をたどるスタンプラリーに参加しようと思います。 

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 親庄屋元晴角田市郷土資料館長は最初に、

「300年以上も前に角田城で飾られたであろうやり方を和田家資料(内留)によって

忠実に再現したものです」とお断りになりました。

ご覧になって、何かお気づきになりませんか?

女雛と男雛の位置が今とは反対では?

(なぜかは新庄屋館長におたずねください)

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やっと実物にお会いできて……感激もひとしお。

女雛は高さ45センチ、幅66センチの大きさがあり、上品で美しいお顔立ちを正座して下から覗くと優しい眼差しをされているのがよくわかりました。

金糸織の豪華なお衣裳は、特別あつらえたもの。前に並ぶ、伊達家の家紋をあしらった金梨地蒔絵雛用お膳、それに姫君花嫁道具の定番だった貝合。細かな絵柄と色彩にほれぼれです。

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「ここまで政宗公にかわいがられた姫君とはどんな方だったのだろう?」とため息交じりにとても興味が湧いてきました。

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よもぎもち、白餅などお供えも、地元老舗の鎌田家さんに作ってもらったそうです。
今回特記すべきことは、新庄屋館長が古文書を読み解かれて判明した、
ご覧の『吹花(ふきばな)』だと思います。
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(手前と奥にあるお花が吹花)
事典にも一切載っておらず、ネットで検索しても分からなかったのが、
平泉中尊寺の「天台会(てんだいえ)」に同じ風習があることを知り、
市内の「おりづる会」のご協力を得て、今回再現となったのだそうです。
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花のない季節でも、生木の枝に折り紙の花をつけ楽しんだ先人の知恵。
正直「参りました」の一言です。
もっと眺めていたかったのですが、年代別雛人形の展示も気になり急ぎます。
ね、現代に近づくと女雛、男雛反対ですよね。
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これが政宗公が次女・牟宇姫にあてた手紙、本物です。 
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(牟宇姫宛消息 寛永8年7月28日)
実に達筆。内容は娘思いの細やかな配慮がたっぷりです。
市内5か所に他の手紙のレプリカを展示・解説してあるとのこと。
早速スタンプラリーに参加します。
イベントマップによるとポイント1は「大内電気商会」です。
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店内には素敵なつるし雛が飾られていました。
大内晃社長は、「この飾りは角田自治センターで25人の方が制作にあたられ、
半年近くかかってできたそうですよ」と説明していました。
初日は200人ほどが立ち寄られ、2日目の今日は雨のせいか、
やや出足は鈍っているとのことでした。
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手紙を読んで、台紙にスタンプ。
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ゴール、角田市役所市民ホールまでの道のり、どんな出会いがあるか楽しみです。

ポイント2「タカテルスポーツ」。

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まずはご主人とかすみちゃんにごあいさつ。
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かつて商工会婦人部で見学した福島県飯野つるし雛まつりのことを思い出深く話される奥様、高橋俊子さん。
「あの町は、6年もの歳月をかけて徐々につるし雛を増やしていったそうです。
そこで私たちも、来年はもっと飾りをふやそうとか、豪華にしようとか話し合っているんですよ」
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見事な角田2つのめ?のつるし雛。明るい奥様からは次々とアイデアが
湧いてきているそう。↓この春を感じる淡色の帯で独自のディスプレイです。
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両日ともに盛況で400人近くの来場者あり。
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二つ目のスタンプを押し、次へ。
ポイント3「がぎゅうベーカリー」
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 ここのお雛様のかわいらしさについつい見とれてしまいます。
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ミネ幼稚園児制作のむうひめ、ガブリびなです。
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あらためまして手紙の展示を見てみると、手紙のレプリカの下に、
[読み下し][訳]が置かれてありました。
特にこの手紙の内容ですが、政宗公の人間臭さがよく現れていると思うのです。
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しかし、娘宛となるといささか?です。つまり奥さんに宛てたのかという位、くだけた内容のような。逆に本家本元、奥様にはどんなお手紙を書いたのか、知りたくなりました。
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残りあと2ポイント。今のところ順調に回っています。
ポイント4「旧佐藤時計店」
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皆様、この魔法の手をご存知ですか?
現役の折り紙クリエイター、安達貞子先生、90歳の御手です。
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「きれいに写してね」との要望に応えているでしょうか?
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安達先生の作品、歌舞伎です。
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随所に見られた作品の数々。素晴らしい[ぴかぴか(新しい)]
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そしてまたスタンプ!
ほとんどご一緒しているお嬢様です。あとちょっと頑張りましょうね。
実はこの先での意外な出会いがあり、プラス角田市役所市民ホールの
盛りだくさんなイベントの模様などを<その2>で続報させて頂きます。
                             つづく

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