2014.09.27

青空に誘われて=角田滑空場(上)=

 ひとつの取材が終わり、ふと見るとこの看板が。

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ここは何なんだろう?次々と飛行機が飛び立っていくのを、土手に立ち眺めていると、声をかけてくださる方がいた。「見学しませんか?」有難いお言葉に甘えてしまいました。

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西は蔵王が見渡せ、東は阿武隈川河川敷。

「角田滑空場は世界でも5本の指に入るほど、グライダーが飛行するには気象条件がそろったところなんですよ」と斎藤岳志さん(公益社団法人宮城県航空協会理事・教官)は話してくださった。何でも蔵王連峰から吹く蔵王おろしで上昇気流が起き、高度飛行やクロスカントリーが楽しめるのだそうです。

そもそも、です。グライダーがなぜ飛べるかも知らない私です。「空気より重いものがなぜ、動力なしで空を飛べるのか?」――みなさん、親切にグライダーのいろはを教えてくださいました。

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お分かりですか?前の飛行機に引っ張られて、グライダーが飛び立っています。
飛行機曳航による発航という方法。
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ある高さになったら、ワイヤーを外して、気流にのって”滑空”へ
 
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こちらはウインチ曳航。800~1500メートルのワイヤーロープを高速で巻き取り、
グライダーは急激に加速し、300メートルの高さでロープを外す。
◇◇◇
何度か離陸、着陸を見学するも、ポカーンと口は開きっぱなし。
「日の出から日没まで、私たちは何度も滑空します」とは伊藤友貴氏。
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 伊藤さん一人が乗っているのが単座。2人乗りが複座。
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 真ん中のオレンジ色のものが、操縦桿。
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左上が速度計、隣が昇降計……、機械も音痴の私はもうこの辺で限界を迎えています。
伊藤さんに上空からの眺めをたずねると、「角田の田園風景ひとつとっても、代かき、田植え、稲刈りとその移り変わりが明らかでとても面白いですよ」と。
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この色鮮やかな風景を上空から見たらきれいだろうな……と、「想像の翼を広げる」しかない地上の私でした。
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斎藤教官の出番です。
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離陸。これから12月末までシーズンだそうです。免許取得に熱が入りますね。
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着陸の方が難しいと聞きました。
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グライダーのきれいな流線型と青い空。
角田滑空場視界を遮るものはまったくない、まさに空と一体になれるところです。
最後に「大空で自然の力を借りて飛ぶ、それが最高の楽しみです」とは大学1年からグライダー部に所属、飛行歴50年近くという木村義彦さん(同協会理事長)のお言葉でした。
(下)では子どもグライダー教室をお伝えします。

見学、体験搭乗をご希望の方、さらにグライダーのパイロットになりたいという方はこちら
→公益社団法人 宮城県航空協会http://www.sendai-glider.com/openinfo.html


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