2015.02.09
仙南シンケンファクトリーでは米を使った地ビールが楽しめます。
村田町から角田へ帰ってきました、梅雀です。
当ブログでもイベントレポ等で度々ご紹介させて頂いている「仙南シンケンファクトリー」さん。
ココカクダトピックスでもご紹介していますが、現在2/28㈯までお一人様2,500円(税込)~の「新年会プラン」をご用意しております(要予約・飲み放題プランもアリ)。
ご提供するビールは、ドイツ伝統の製法で作られたおなじみの地ビール「仙南クラフトビール」。
昨年9月に横浜で開催された「インターナショナルビアカップ(国際ビール大賞)2014」にて、2012年の銅賞受賞(古代米エール)に引き続き、それぞれ銀賞と銅賞を受賞した「ヴァイツェン」と「スタウト」を始め各種お楽しみいただけます。
その他にも地域活性化の一環として、原料の一つに仙南地域のブランド米を使用した、昨年から順次販売中の「蔵王山麓米(マイ)ラガー」も飲むことができます。
今回はこちらの新発売「蔵王山麓米ラガー」について、開発の経緯や特徴についてお話を聞きに行ってきました
ちなみに梅雀が取材に伺うのは今回が初めてです。
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阿武隈急行角田駅の裏にある「仙南シンケンファクトリー」。この日は快晴と絶好の取材日和。店舗に続く赤レンガの遊歩道をしばらく歩いていきます。。。
ドイツ南部の都市「ヴュルツブルク」から始まる観光ルート、「ロマンティック街道」をイメージした外観は、まるで中世ヨーロッパにいるかのような気分にさせてくれます。
お店の中は天井が高く広々とした空間、リラックスして食事やビールを楽しめそうです。
さて今回お話を伺ったのは、地ビールの醸造・販売を担当している「岡 恭平」さん。
岡さんは仙台出身、以前は味噌の製造会社で製造・品質管理職を担当しておりましたが、大のビール好き(毎年9月に仙台の錦町公園で開催されている「仙台オクトーバーフェスト」には初年度'06年の開催以降、毎年参加されているほど)が高じて1年半ほど前に転職を決意、数あるビールメーカーのなかでも、ビールの製法として岡さんが一番好きな「ジャーマン・スタイル」(ドイツの伝統的な製法)を採用している点に惹かれ「仙南シンケンファクトリー」の門を叩いたそうです。
冒頭でご紹介した、「インターナショナルビアカップ(国際ビール大賞)2014」で受賞した「ヴァイツェン」と「スタウト」も、岡さんが醸造したものなんです(詳細はこちら)。
そしてこちらの「蔵王山麓米ラガー」、昨年開発を始めたそうで、日本や海外で最も一般的な「ピルスナー」タイプのラガービールがもつすっきりとした苦味に、副原料として使用した地場産の米によるほのかな甘みが加わった飲みやすいビールに仕上がっているそうです。
仙南1市4町(角田市、七ヶ宿町、蔵王町、村田町、柴田町)の各ブランド米を使用し、角田産の宮城県奨励品種米「つや姫」を使った第一弾を皮切りに、順次販売、現在(2月時点)は村田町産の「ひとめぼれ」を使ったタイプを販売しています。レストランや店舗内ショップでも販売しているほか、昨年東京都目黒区で行われた「目黒のSUNまつり(第38回目黒区民まつり)」など、各種イベントにも出展・販売中。
そして最後に工場を見学させていただきました
こちらは最初の仕込み工程である、原料の発芽させた麦(麦芽・モルト)やホップ、副原料のコメを煮沸・糖化、ろ過して麦汁を精製するための釜です。釜ごとにそれぞれ別々の工程が割り当てられています。1回の仕込みには約3日間ほどかかるそうです。
その後煮沸された麦汁を冷却した後、ビール酵母を加えてこちらのタンクにて発酵・熟成させます。 取材した日は先ほどご紹介した「ピルスナー」と「ヴァイツェン」を発酵中でした。1つのタンクからは缶ビール(350ml)で約3,000本分のビールが出来上がるそうです。 ちなみに写真手前の旗は過去に存在していたドイツの王国、「バイエルン王国」の紋章。
「ビールが発酵しやすいよう、製造ラインの衛生管理には特に気を付けている」そうです。
「今後はインターナショナルビアカップで金賞を獲得し、地ビールを通じて地域を活性化させていきたい」、とは岡さんの談。
休日は岡さんのビールへの情熱が詰まった「仙南クラフトビール」・「蔵王山麓米ビール」を飲みに是非仙南シンケンファクトリーへいらしてください
【住所】宮城県角田市角田字流197-4
【TEL】 0224-61-1150
【営業時間】
・ランチタイム11:00~14:30(ラストオーダー 14:00)
・ナイトタイム(4名様より3日前までに完全予約制)17:00~21:00(ラストオーダー 20:30)
【定休日】年末年始(団体貸切による臨時休館あり、要問合せ)
タグ:仙南シンケンファクトリー ビール
posted by 梅雀
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