贅沢！秘伝豆の手作りずんだあん

畑ですくすく育った枝豆。枝豆といっても、ただの枝豆ではありませんよ！ 

通常の枝豆の旬より遅く、短い間だけ食べられるプレミアムな枝豆。

それが角田自慢の「秘伝豆」です！ 

 

秘伝豆は青大豆の一種で、粒が大きく、味と香りが良い品種。

現在、角田市では「秘伝豆研究会 佐久良の（さくらの）」ほか、「花集会」や

個人生産者数名が中心となって秘伝豆を栽培しています。

「秘伝豆研究会 佐久良の」の皆さん 

 

とってもおいしい秘伝豆ですが、生産量には限りがあり、

なかなか市場に出回ることがありません。

というのも、秘伝豆はとってもデリケートで、他の豆よりも栽培が大変なのです。

温度の変化にとても敏感なので、暑さが続くと花が咲いても実が入らないことがあるのだとか。 

しかも収穫時期は9月下旬から10月初旬のわずか10日程度。

今だけの、とっておきのごちそうなのです。

まさしく「秘伝」の名にふさわしいですね！

 

 

そんな秘伝豆をたっぷり味わえるイベントが、

10月2日（日）に開催される「ずんだまつり」。

この日は秘伝豆を使った、秘伝豆ずんだ餅も食べることができます！ 

貴重な秘伝豆たっぷりのずんだあんはもちろん手作り。

 ずんんだまつり直前、来場する皆さんに味わって頂くための

ずんだあんの仕込みを取材してきました！ 

あん作りに使われるのは朝採れたばかりの新鮮な秘伝豆。

 この日のために収穫された量はどっさり約25㎏！

 

沸騰した鍋に塩を入れて秘伝豆を投入。

お湯に入れた瞬間に、鮮やかできれいな緑色に！

 時間がたつにつれ、調理室いっぱいに豆のいい香りが立ち込めてきました。

時おり茹でかげんを味見して確認しながら、ほど良い固さに茹で上げていきます。

 

茹で上がった秘伝豆をさやから一つひとつ丁寧に取り出していきます。

地道で根気のいる作業ですが、皆さんの作業スピードの速さはお見事！でした。 

 

 そしてさやからとった豆をつぶしていきます。

秘伝豆は薄皮部分がやわらかいので、薄皮がついたまま加工できるのも大きな特徴です！

各家庭で作るときはすり鉢を使ってつぶすことが多いのですが、 

今回は皆さんにお振舞するために大量に作るので、豆摺り器で一気につぶしていきます。

（この器械は味噌づくりの大豆をつぶす時にも使われるものなんですよ！） 

 

ここからがあん作りの本番！

つぶした豆の重さ、約3分の1の量の砂糖と塩を少々。

塩を少し入れることによって、甘さがより引き立つのだそうです。

しっかり練り上げて、照りが出てきたら出来上がり！

この日作ったあんは風味をそこなわないようすぐに冷凍。 

まつり当日、ずんだ作りに長けた、地元のお母さん方が

味の最終調整・チェックを行って皆さんに振舞います。

少し味見をさせていただきましたが、豆本来の濃厚な味と甘みが抜群！ 

 

 貴重な秘伝豆を使ったずんだあんはなかなか味わうことができません。

ずんだあんと合わせるお餅も当日つきたてのおいしいお餅です。 

ぜひ「ずんだまつり」に足を運び、贅沢な秘伝豆ずんだ餅を味わってみてくださいね！

まつり当日は新鮮な秘伝豆はもちろん、

秘伝豆を使ったさまざまな加工品の販売が行われます。

秘伝豆は9時20分から販売開始ですが、毎年長蛇の列！

確実にゲットしたい方は早めのご来場をお勧めします。 

 

また、同時開催で、さまざまな催しも目白押しです！

■宮城県地ビールフェスティバル

会場：仙南シンケンファクトリー

時間：11：00～20：00

県内の地ビール４種を味わうことの出来る県内初の企画です。

お得な前売券もありますよ！

問い合わせ：0224-61-1150（仙南シンケンファクトリー）

 

■あぶQウォーク「角田・斗蔵コース」

会場：阿武隈急行南角田駅スタート

時間：9：00～11：00（受付）

野鳥の森として知られる斗蔵山（250ｍ）を登ります。

阿武急に乗り、ゆっくりと眺める景色もオススメです！！

 

■高蔵寺・斗蔵特別拝観（10/1（土）も開催しています）

会場：勝楽山　高蔵寺

時間：9：00～12：00

会場：安狐山　斗蔵寺

時間：13：00～15：00

当日、高蔵寺阿弥陀堂及び斗蔵寺が無料で拝観できます。 

 

イベント詳細はこちらもご確認いただき、ぜひ足をお運びください！

「ずんだまつり」の様子は、後日このブログでもレポートいたします。

お楽しみに！