2016.10.26

簡単あったか!ペール缶のロケットストーブ作り

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簡単に手に入るもので、燃焼効率のいいストーブができること、知っていますか?
ストーブの名は「ロケットストーブ」!宇宙のまち・角田にぴったりな
わくわくするような名前ですよね。

毎月1回角田市スペースタワー・コスモハウスで開催されている
「親子宇宙教室」の10月の内容はペール缶を使ったロケットストーブづくり。
ロケットストーブ作りは今回が3回目の開催ですが、毎回大人気のプログラムなんですよ!
この日集まったのは、角田市や仙台市から参加した親子10組。
講師は、普段からDIYでさまざまなものを作って楽しんでいるという、
角田市商工観光課の木村さんが担当しました。

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今回作るロケットストーブの材料は油や塗料の容器としておなじみのペール缶2個、
ステンレスの煙突、断熱材として使う園芸用のパーライトのみ。
なんと、たったこれだけの材料でできてしまうのです。
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講師、スタッフの手ほどきをうけながら、早速製作がスタート!
まずはストーブの下部になるペール缶に、L字の煙突を入れるための穴を開けます。
金切りばさみで切れ込みを入れて大きな穴を開けるために、
あらかじめ電動ドリルで小さな穴を開けておきます。

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電動ドリルを使うのは初めてという子が多かったですが、
お父さんお母さんと協力して真剣な眼差しでドリルを手にしていました。
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固い鉄に切り込みを入れるのは力がいるので、お父さんやお母さんの出番!
放射線状に16本ほど切れ込みを入れて穴を開けたら、
L字管を通して、直管、T字管もつなげ、断熱材を敷き詰めていきます。
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もう一個のペール缶は底の部分を同じく切り
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真ん中に煙突を通す穴を開けました。
底を切り取ったペール缶は、煙突につないであるペール缶の上に乗せ、
動かないようにビス止めしたら、さらに断熱材を上まで入れていきます。
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最後に穴を開けた底で蓋をしたら完成!皆さん、約2時間ほどで完成していました。
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こちらが完成したペール缶のロケットストーブです!
なんだか近未来的!
教室の第1部はここで終了!
希望者のみ残って、実際にロケットストーブを使ってお湯を沸かしてみることに。
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手前のT字管の上部が燃料を入れる場所。
燃料といっても、油やガスじゃありません!
木材の端材や木くず、あたりに落ちている乾燥した枝など、身近にあるものでOK。
しかも火種は新聞紙だけ。あっという間に火がつきます。
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火をつけた途端に「ゴーッ!」という空気を吸い込む音が聞こえてきました!
まさにロケットの点火さながら。
燃料投入部から空気が吸い込まれ、急激な上昇気流が直管の煙突に抜けていくので、火力が強力!
燃料の木材は完全燃焼するので、においや煙も少ないのも特長です。

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5分ほどでケトルの中の水が沸騰しました!
みなさんその火力にびっくり。
ガスコンロで沸かすのとあまり変わりないかもしれないですね!
燃やしていても、断熱材が入っているので、ペール缶の部分は手で触れるくらいの温度。
(煙突部分はもちろん熱いです)
網や支えとなるものを置けば、大きめの鍋も置けるので、
これからの季節、芋煮会で使うのもおすすめだそうですよ!
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仙台市から参加された親子は「大変な作業もあったけど、とても楽しかった!
自宅で使うのが楽しみです。焼き芋とかもいいですよね!」とお話ししてくださいました。

身近にある材料を使い、身近にあるものを燃料にして作るとってもエコなロケットストーブ。
災害時、ライフラインがとまった時でも、煮炊きで使え、暖をとることもできます。
一家に1台、ロケットストーブはいかがですか?
来年もこの時期に開催予定ですので、ご興味のあるかたはぜひ参加してみてくださいね。


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