2017.04.12

旨い米で醸す、角田の地酒

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角田市内の酒店やコンビニで販売している角田の地酒、ご存知ですか?
角田で収穫された酒米を使って醸されたお酒は、
明治6年創業の蔵元・蔵王酒造(白石市)でつくられています。
現在仕込み時期真っ最中の蔵元にお邪魔してきました!
 
「おらほの美酒(うまざけ)を育てる会」と蔵王酒造が共同開発した地酒は
・純米大吟醸「花」 ・純米吟醸「鳥」
・特別純米酒「風」 ・本醸造「月」 
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本醸造「生」 
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というラインナップ。
 上記の銘柄は角田市内の契約農家で栽培された酒造好適米「美山錦」が原料になっています。
酒造好適米とは、酒造りのために開発された米で、
私たちが普段口にする米よりもたんぱく質が少なく、粒も大きめ。
「美山錦」は寒さに強いので、東北地方では多く栽培されている品種です。
角田市内で収穫された「美山錦」 の中には等級検査で
なんと特等(!!)のものも出たことがあるとか!
一般的な食米と同じく、粒の大きさや重さ、水分量などを計測して等級が決められるのですが、 
酒米で特等が出るのはなかなかないことなのだそうです。
手間暇かけて育てられた角田産の酒米には酒造会社も太鼓判を押しています!
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蔵王酒造を訪問したGO角田スタッフは総務部長 和泉さんの案内で会社をひとめぐり。
酒米を蒸かすなどの仕込み作業は早朝から行われるので見学することはできませんでしたが、
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ふつふつと醪(もろみ)が発酵する仕込みタンクを見せていただきました。
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 醪の管理は温度が重要。
ほど良い発酵をすすめるため、毎日の温度管理はかかすことができません。
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こちらは出来上がった醪から原酒を絞る機械。
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この板状は絞った際に出た板状の酒粕。
味見させていただきましたが、日本酒の芳醇な香りがたっぷりで美味でした!
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日本酒造りには米はもちろんのこと、水も大事。 
蔵王酒造では、地下50mから汲み上げている蔵王連峰の伏流水を使用しています。
中軟水でやわらかくまろやかな水は澄み切った、
フレッシュな味わいの日本酒造りに適しているのだとか。
おいしいと評判の水は会社の水道にも使っているので、
毎日汲んで帰る従業員の方もいらっしゃるそうですよ(笑)
もともとは外から南部杜氏を招いて仕込みを行っていましたが
昨年からは南部で研修を積んだ、自社の若い杜氏(なんと30歳!宮城県下では最年少杜氏)
を筆頭に、会社が一丸となって酒造りを行うようになった蔵王酒造。
より良い、安定した品質の日本酒づくりに取り組んでいます!
角田の地酒も今後より一層おいしくなっていくこと間違いなし!ですね。
 
角田の地酒、花・鳥・風・月は角田の酒販店、コンビニで販売しています。
角田産の酒米、蔵王の清冽な水、そして品質本位の老舗蔵元の技術で醸される
自慢の味わい、ぜひ晩酌でお試しください!
 
【角田の地酒 販売に関する問い合わせ】
角田市農業振興公社
TEL 0224-63-2328
 

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