2017.08.03
「わくわく星空塾」で星や星座について学んでみよう!
角田スペースタワー・コスモハウスにて、
今年から新たに開催されることとなった「わくわく星空塾」★☆
今回は、その初回である「季節の星座と神話」の講座の様子をレポートします!
大人から子どもまで楽しめる「星空塾」では、
星座・星・宇宙開発について毎月様々な講座を開催します。
会場は、先日完成したばかりの「宇宙っ子テラス」。
テラスがオープンしたことをきっかけに、この講座が開かれました!
講師は角田市観光物産協会の半澤あおいさん。
半澤さんは2013年よりプラネタリウムの解説員となり、
施設のプラネタリウムや、
空気で膨らませて使用する持ち運び用のモバイルプラネタリウムで
全国各地の星座を解説してきました。
今回の参加者は15名。
大人も多く、この講座が幅広い世代から注目されているのがわかります。
晴れていれば外で星空を見ながら講座が行われる予定でしたが、
この日はあいにくの曇り空。
その代わり、晴れていたら見ることができたであろう
22日19時42分の星空を半澤さんが画面に映してくださいました。
拡大してみると、この日に見える一番星は、
地球を含めた8つの惑星の仲間である「木星」。
また、南の空には土星を見ることができたようです。
さらに、20時40分頃の空に一段と赤く輝く星が、アンタレスという星。
「火星に対抗する者」という意味を持ちます。
火星に負けないくらいの赤色を放つことから、この名前になったそう。
そのアンタレスと周りの星を繋いでみると、
この季節の夏の星座である「さそり座」が現れます。
半澤さんお手製のイラストで
さそり座にまつわる神話「オリオンとさそり」のお話が始まりました。
オリオンはギリシャで一番の力持ちで、他に並ぶもののいない狩りの名人でした。
自分の力にうぬぼれていくようになったオリオンは、
「神でさえ自分にはかなわないだろう」と口にしてしまいます。
この発言に腹を立てた大神ゼウスは、
うぬぼれやのオリオンを退治してやろうと策を講じます。
そしてオリオンが森を歩いていると、小さなさそりの毒針に刺されてしまいました!
その猛毒には力自慢のオリオンも到底かなわず、
あっという間に息絶えてしまいました。
やがてオリオンは天に上げられ、冬の星座となりました。
しかし、オリオンを退治したさそりも夏の星座となってしまい、
オリオンは星になった今でもさそりを恐れていると言われ、
さそりが東の空に上ってくる頃には
慌てて西の地平線に隠れてしまうということです。
また、夏の星空では天の川が一番明るく見える季節です。
天の川の上の方を見ると、
天の川を挟んで星が向かい合っているのが見えます。
それが夏の大三角形といわれるベガ(彦星)、アルタイル(織姫)、デネブです。
その星に関連し、ここから七夕にまつわるお話が始まりました。
七夕はもともと旧暦の7月7日に行われていました。
旧暦の7月は、現代では8月に当たるため、
実は本当の七夕は8月になるのです。
つまり、七夕はまだ終わっていないということ!
その日付は毎年変わり、今年は8月28日に定められているようです。
七夕の由来となった織姫と彦星の「七夕物語」のお話もあり、
参加者の皆さんもすっかり聞き入っていました。
講座が終わる頃には、皆さん思い思いに空を眺めていました。
次回、8月12日のわくわく星空塾では、
宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」の上映が行われます。
また、半澤さんのおすすめは11月に行われる星座早見盤工作。
工作に3時間ほどかかるそうですが、
この早見盤があればいつでも星座を見つけることができます。
皆さんも、わくわく星空塾で素敵なひと時を過ごしてみませんか?
今後の講座の内容はこちらから→☆
角田は空が澄んでいるため、星空もとてもきれいに見えます。
今日の夜は星空を眺めてみてはいかがでしょうか?
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