角田市でゆっくりと時を刻む「毛利時計店」
こんにちは!梅子です。
角田駅のホームで阿武隈急行を待っているときに、いつも目に入る看板があります。モダンな文字と色合いがおしゃれな「毛利時計店」さんの看板です。角田駅を訪れたことがある方は一度は見たことがあるのではないでしょうか。
何度も目にするうちに毛利時計店さんのことが気になりはじめ、先日ついにお話を伺いに毛利時計店さんを訪れてきました!
東仲町通りを歩いていると、駅のホームと同じ文字体の看板が見えてきます。
こちらが「毛利時計店」さんです。
横には時計・メガネ・宝石とかいてあります。
毛利時計店さんは明治38年創業で今年で107年目を迎える老舗時計店です。もとは自転車と時計屋さんだったそうで、明治43年に出したチラシの復刻版を見せて頂きました。確かに自転車の文字と記されている・・・!
中に入ると綺麗に磨かれたガラスケースがいくつも置いてありました。ケースのなかには腕時計がきちんと並べられ、おしゃれなものからシックなものまで様々な種類の腕時計が置かれていました。
店内の奥に行くと、SEIKOSHAの大きな時計があります。これは約80年前に作られた基準時計です。電池式の時計だと一日に2~3秒ずれてしまうらしく、この大きな時計を基準にして合わせ、店内の時計を調節しているそうです。
この他にも戦前や戦中の頃の懐中時計なども見せて頂きました。100年以上も前の時を刻んでいたものとは思えないくらい綺麗で、作りもしっかりしているように見えました。こちらはメンテナンスやアフターがきかないので販売はされていません。
昔使われていた、時計の遅速検定器です。時計が進んでいるか遅れているか測る機械で、今でいうタイムグラファーのようなものです。稼働することができるのは全国でも2台しかなく、その1台がこちらの毛利時計店さんにあります!写真見にくくてすいません(;_;)
お店では時計だけではなく、メガネ販売や指輪のサイズを直すリペア、宝石の石だけ持ってこられた方に枠をデザインして枠を作ったりなどの宝石類のリフォームなども行っています。写真はもともと指輪だったものを新たにブローチとしてリフォームしたものです。
宝石の輝きをまた違う角度から感じることができますね♪
この宝飾関係を得意とする毛利時計店4代目の毛利義裕さんにお話を伺いました。
毛利さんは昭和44年生まれの今年で43歳を迎える笑顔が大変素敵な方です。
生まれは島根県で、ご実家も同じ業種を経営されています。島根の工業高校を卒業後、その当時数少ない東京のデザインの専門学校に進学。絵をかくのが得意だったため初めは車のデザインを学ぶ専門学校にしようと考えたのですが、同じデザインをやるならと宝飾のデザインの専門学校に入学しました。専門学校を卒業しても、その道に進む人は約2割ほどしかおらず、ほとんどの卒業生が違う職種に就職してしまうそうです。手先が器用でデザインと技術を身に付けたからこそ毛利さんはこの道に進み、角田の老舗時計店の4代目として活躍されています。
結婚を機に角田にきて今年で12年目だという毛利さんに角田の印象を聞くと、東京や都会に比べると角田は住みやすく時間がゆっくりしているとのことでした。私もそう思います!
お客様のどんなご要望にも答えるアクセサリー職人さんの技に感動し、角田市の老舗時計店でゆっくりとすすむ喉かな時間を過ごせた一日でした。
お忙しい中ほんとうにありがとうございました!
時計・メガネ・宝石毛利時計店
〒981-1505
宮城県角田市角田字町210
0224-63-3232
営業時間 9:00~18:30
定休日 毎月第二水曜日
今後は飲食店だけではなく、角田市のお店も色々ご紹介していきたいと思います!
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