2016.12.03
「角田市地域おこし協力隊」募集中です!
地域の魅力をさまざまな取り組みで掘り起こし、
地域を元気にする「地域おこし協力隊」。
平成21年度からスタートしたこの取り組みは、
都市部などから⼀定期間、地域に居住して、
地場産品の開発や販売、PRなどの地域おこしの⽀援や、
住民の生活支援などの「地域協力活動」を行いながら、
その地域への定住・定着を図るもの。
「地域おこし協力隊」を導入する自治体は年々増えていて、
隊員と地域がうまく連携した、さまざまな成功事例も生まれています。
角田市でも今年から「地域おこし協力隊」がスタートし、
現在2名の隊員が市の委嘱をうけて活動中。
また、現在3人目の隊員を募集中なのです!
角田市といっても、地域おこし協力隊員の活動の中心となる場所は西根地区。
西根地区には宮城県最古の木造建築である荘厳な高蔵寺や
江戸時代中期の民家として国の重要文化財に指定されている
「旧佐藤家住宅」をはじめとした文化遺産が残る場所。
また、里山の美しい自然やおいしい農産物が育つ豊穣な土地でもあります。
◆
今年から活動をスタートした「角田市地域おこし協力隊員」。
現在はどんな方が担っているのか気になって、取材をさせていただくことに。
待ち合わせの場所に行くと何やら煙をあげ作業している男性の姿が…
福岡出身の百岳研一郎さん(左)と角田出身の舟山直道さん(右)です。
「角田市地域おこし協力隊員」第一号として、7月から着任したのが舟山さん。
その後、10月に着任したのが百岳さん。
隊員第一号の舟山さんは実は角田の出身。東京からUターンして角田へと戻ってきました。
東京で総務の仕事をしていた舟山さん。
趣味は写真撮影で、休日はもっぱらカメラ片手に撮影に出かけていたのだとか。
GO角田スタッフの「なぜ角田に戻ってこようと思ったんですか?」
との問いに、「ふだんならめったに開かない角田市のHPを開いたとき、
たまたま協力隊員の募集を見つけました。もともと地元には戻ってくるつもりだったので、
あぁ、これは神の啓示だなと思って(笑)」と舟山さん。
はれて隊員の委嘱をうけ、まずスタートしたのは、
FacebookなどのSNSを活用した情報発信。
持ち前のカメラの腕を活かし、西根地区の魅力を伝えています。
上の2つの写真は舟山さんが「角田市地域おこし協力隊」の
Facebookページにアップしている写真。
西根の美しさ、静謐さが伝わるいい写真ですよね。
舟山さんは人の表情を写すのもとてもお上手。
地区内で行われたイベントの様子などを紹介する
広報誌・N-Pressでは西根地区で暮らす方々の素敵な表情をとらえ、掲載しています。
「角田市地域おこし協力隊」のFacebookページでぜひご覧になってみてください。
◆
10月から隊員となった百岳さんは九州男児。
待ち合わせ場所についた時、モクモクと煙をあげていたのは百岳さんでした。
レトロな薪ストーブの上にダッチオーブンをおいて何やら準備中…
「これは何をしているんですか?」と尋ねたら、
「せっかく取材にきてくれるのに、何も準備していなかったら、
絵になる写真が撮れないだろうなと思って、自分の得意分野を活かしてパンを焼きます!」
とのこと!そのおもてなし精神にびっくり。
ライ麦粉とフランスパン粉を合わせた生地を用意してスタンバイしてくださっていました。
あらかじめ熱しておいたダッチオーブンの中に成形した生地をIN!
蓋をして焼き上げること数分。
あっという間にパンが焼き上がりました。
ライ麦のいい香りが漂うパンが完成。
焼きたてをごちそうになりましたが、販売していてもおかしくないほどのおいしさでした!
百岳さんはアウトドアが趣味。パン屋をはじめ飲食店で働いていた経験があるので
いろいろな料理を覚えたのだそう。
肉体労働もおまかせあれ!のアクティブ派です。
(北海道から歩きで東北~東京まで旅した経験もあるんだそうです!)
ニコニコ楽しそうにパンを焼くアクティブタイプの百岳さん。
それをもくもくと撮影する舟山さん。
両極端なバランス感が絶妙なお二人になごまされたひと時でした。
お二人は西根地区の方に紹介された築70年近くの古民家に事務所を構え、活動しています。
もとはお豆腐屋さんだったという建物には趣きがありました。
1年目の今年は地域での足場づくりの日々。
今後地域の中でできることをあれこれ画策中とのこと。
お二人の持ち味を活かした取り組みに期待したいと思います!
はじめでもふれましたが、角田市では、3人目の地域おこし協力隊員を募集中!
地域を盛り上げるためにやってほしいことをこなすのではなく、
地域を盛り上げるために「これがやりたい!」という情熱が活かせる、
やりがいのあるプロジェクトです。
角田は豊かな自然、おいしい食材、人情味あふれる人…
たくさんの魅力を持っている場所。
県内でも積雪量は少なく、温暖なほうなので過ごしやすいという利点もあります。
応募期限は12月26日(月)迄
ご興味のある方はぜひともご応募ください!
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