2015.01.19
息を飲む美しさ、「つるし雛」が完成です!
「息を飲む美しさ」とはこんな感じでしょうか。
七宝てまりを一つひとつ仕上げては箱に保管。蓋を開けるたびにきれいだなあとながめてしまうとは受講者さんのお言葉。
招福をふくろうに込めて!
柿も布の感じでご覧のような違いが。
何とも愛くるしいさるっこ。
角田自治センターで昨年から開催されていた『つるし雛をつくろう』という人気講座が1/15(木)に最終を迎え、個性豊かな作品の仕上げ段階を見せていただきました。
6回の講座でここまで作りあげられるみなさんの実力にほぼ脱帽です。何しろどの作品も味わいがあって素晴らしいのです。
これがつるし輪。これに今までの作品を飾りつけしていきます。
上部は3本の糸で均等に結び、センターにぶら下げる紐を巻き込みます。
マチバリで2か所をおさえ、全体のバランスを考えながら縫っていきます。
一番時間を要した七宝かざりの型紙です。細かくて根気のいる作業ですよね。
1本に最高5個まで飾り付けられます。
細川正子先生(写真左上)ら、「ひまわり会」の皆さんが講師です。
ぶら下げた時のバランスも考えて……。美味しそう。
開講初の男性受講者・荒川三郎さん。最初はまっすぐ縫えなかった、とはご本人の弁ですが、そのお言葉を疑いたくなるような素晴らしい作品です。荒川さんの創意工夫が各所にあふれていました。
その一つ。布地は100均からと、ユニークな仕上がり。しかも子連れは荒川さんのオリジナルです。ぶら下がり方もいろいろでした。
お裁縫をきちんと身につけられた方々だから、すんなり習得されているような。
最後まで気を抜いていません。
出来上がった方から、吊り下げていきます。
「つるし雛」とは、長女の初節句に、無病息災、良縁を祈願して、雛壇の両脇に細工を吊すものだったそう。過去においては庶民の雛壇代りでもあったとか。みなさんの願いを込めて、だいぶ出来上がってきました。
最後に作品を背景に記念撮影を。みなさまお疲れ様でした。いい笑顔で閉会ですね。
本日完成の作品をはじめ、「ひまわり会」の方々によるつるし雛が『第4回かくだ牟宇姫ひなまつり』会場に飾られます。日時は2月28日(土)と3月1日(日)。会場は角田市郷土資料館(角田市角田字町17)と商店街です。日時が迫りましたら、「ココカクダ」で内容をご確認のうえ、ぜひお出かけください。
おまけです
どうしても気になるものが。このピンクのプラスチック製品は何ですかと尋ねると、「糸通し」だと!ちょっとピンが甘いのですが、針孔を下にしてさし、糸をわたしてボタンを押すと、通っているんです、糸が!「す、すごい」
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